【読書】チルドレン
伊坂幸太郎さんは、なかなか飽きさせないなあ。
「チルドレン」は、、「バンク」「レトリーバー」「イン」「チルドレン」「チルドレンII」の5つの短編が収められていて、作者の言うように、まさに
「短編のふりをした長編小説」。
次は誰が主人公になるの?誰が出てくるの?と次の短編を読むのも楽しみになる。
想定が突拍子もない「バンク」。
何かの映画で似たようなのがあったので、トリックは途中で分かってしまったけれど、それでも登場人物が個性的だったり、魅力的だったりして、面白かった。
レトリーバーは読み終わってから、なるほど、このタイトル、と思う。
チルドレンⅡはワテクシの同業者が出てくるところがあって、なんだか身につまされ、思わぬところで涙が滲んでしまった。
陳内というどの短編にも出てくる人のキャラがものすごくいい。
本当にいそうで、実際はいない。
だけど、いてくれると嬉しくなる。
でも、いると、ちょっとうざいかな。
by sitejm | 2014-07-20 20:58 | 読書も好きです(いろいろ)