拳覇!!!!!!!!!!!

 近頃、開き直ったような映画しか観たことがなかった。
 なんだかこねくりまわしたような、ギャラだけ高くて俳優らが手抜いているような、成人病にかかって開き直っているようなハリウッド映画。


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 そこに知人から紹介を受けたのが「マッハ!!!!!!!!!」

 ノンワイヤーアクションだとは聞いていたけれど、これほどの刺激はない!

 しかも、珍しいタイ映画。

「敬虔な仏教徒の村から、大切な仏像の首が盗まれ、それを取り戻すため、ティンという青年が立ち上がる。彼は究極のムエ・タイを武器に、窃盗団に立ち向かう・・」

 というストーリー。

 タイの実状はあまりよく知らないけれど、信仰厚そうな国だから、それほど荒唐無稽なお話であるとも思えない。

 ティンを演じるトニー・ジャーはスタントマン出身で武術指導も行うという昨今のアジアでは珍しい俳優だ。
 10歳の頃からムエ・タイのほか、古武術やテコンドーを修得しており、体にも動きにも無駄がない。(実際、鍛えられた体は鍛えられすぎて痩せてみえるくらい。筋肉は鍛えるうちにある一線を越えると、細くなるという。まさにそれである。)

 数々のアジア的に芸の細かい、でも相当の運動神経と技術の持ち主でなければこなせないアクションが、映画のいたるところに散りばめられている。

 そして終始笑顔の一つも見せない。
 でもって、映画の中のヒーローはがちがちの硬派である(それがニクイ)。 

 同じアジアの俳優としては、ニカニカ、ナヨナヨ笑って今なお人気の高いペ・ヨンジュンとはあまりにも対照的。
 
 ハリウッド映画のCG技術は素晴らしいけれど、こういうのも観たかったのだ、とマッハ!!!!!を観て感じた。

 ジャッキー・チェンがハリウッド進出して以来、CGなしのアクション映画がアジアではすっかり形をひそめていたが、マッハ!!!!!!!!!は今までのブランクを埋めるだけのアクション大作である。
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by sitejm | 2005-09-27 01:03 | たまには映画を