Les Miserables

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 好きな小説は「レ・ミゼラブル」という相方と、昨年末に観てきました。
 相方はかなり期待していて、先日のSkyfallのときのように、ビールは飲みませんでした(「ビール飲むとまた何かブログに書かれそうだから・・・」といっとりましたが。) 。
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 冒頭、坊主頭のヒュー・ジャックマン演じるジャン・バルジャンらが、海水をざばざばかぶりながら巨船の船曳作業。

 ジャックマンの怒りと憎しみに満ちた(そしてほんの少し悲しみを帯びた)表情と、スケールのでかい、迫力あるシーンでした。
 

d0051212_18393494.jpg (←「本当のオレ様は爽やかだぜ」ひげ面だけどな。)

 でも、美しくない。
 ところどころ、吐き気すらもよおすほど。

 アン・ハザウェイのファンティーヌも痛々しいほど哀れです。

 1997年にリーアム・ニーソンがジャン・バルジャンを演じたレ・ミゼラブル(以下、「1997版」)では、ユマ・サーマンがファンティーヌを演じていました。

 少しダーティでも、美しく、逞しさが垣間見えたユマと比べ、この演技のために痩せ、撮影のために坊主頭にしたアンは弱弱しく、目を背けたくなります。

 ただ、数分間、クローズアップされながら歌い切ったI Dreamed a Dreamには心が震えました。

 ワテクシには歌の上手さのレベルは判りませんが、このアン・ハザウェイの頑張りに胸を打たれた感じです。(鼻水が垂れそうで垂らさなかったプロ根性にも恐れ入りました。)

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 ラッセル・クロウのジャベール警部は、彼の傲慢な顔つきと、これに反する悲しげなブルーアイズが役柄にぴったりだと思いました。
 苦労人っぽい雰囲気もあるし。声も良く、歌も上手かったです。

 ただ、ワテクシ的には1997版のジェフェリー・ラッシュの方が強烈に印象に残っています(実際にワテクシが観たのは1997年でなく、数年前ですが)。
 彼も悲しみをたたえた青い瞳の持ち主ですが、同時に氷のような冷酷さと蛇のような陰湿さが全身から漂っていました。
 ジャン・バルジャンを捉えたい!という情熱で熱くなっているラッセル・クロウの演技と対照的。

 ファンテーヌの娘コゼットを預かる卑しいテナルディエ夫妻は、相方によると、
「最も原作の登場人物をよくあらわしていた」
そうです。

 役者がよかったですね。
 ヘレナ・ボナム・カーターはほんとにどんな役も演じられる人ですわ。
 上品にも、下のいくつも付くような下品にも。

 セリフの99%が歌なので、それほどミュージカルが好きではない人は、ちょっと苦痛かもしれません。
 ずーっと歌を聴き続けるのは、ちょっとしんどいですね。

 ワテクシが最も涙したのは、エポニーヌOn my own

 女心を上手に表した歌詞を、若干22,3歳のサマンサ・バークスが切ない歌声(耳障りな甲高さが全くない、キャラメルとか、カフェオレのような、香ばしさとミルキーさを感じさせるきれいな声なのです)で聴かせてくれるんです。

 今、どこかのサイトの動画で聴いているんですが、歌詞を全然ききとってなくてもなんだか泣けてくるくらい。


(余談)
 全体としては。自分のせいで、ちょっと盛り上がりについていけなくて残念でした。
 つーのは、映画中、もう、トイレに行きたくて行きたくて。
 ずーっと我慢していたのですが、もっとも盛り上がる革命シーンの最中に、劇場から飛び出しちゃって・・・。

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by sitejm | 2013-01-02 18:54 | たまには映画を