宇宙開発Q&A
天候の回復待ちは、飛行機でさえよくあることだが、ことスペースシャトルに至っては、前回のコロンビア爆発事故に続く2度目の失敗は許されない状況だ。
NASAがいくら慎重でも慎重になりすぎることはないだろう。
今回は日本人宇宙飛行士の野口氏が船外活動のような重要な活動に関わっていることもあり、日本でも宇宙への関心がより高まったように思われる。
同時に、あれこれと疑問が生じた人も多いに違いない。
<よくありそうな疑問と答え(sitejm 調べ)>
Q1.ISSとはなにか??
A1.ISS、すなわちInternational Space Station( 国際宇宙ステーション)とは、地上から約400km上空に建設される有人施設。1周約90分というスピードで地球の周りを回りながら、地球や天体の観測、そして実験・研究などを行う。
1984年、当時の米大統領レーガンが各国に呼びかけ、1988年から開発開始。2010年に完成予定。
Q2.ISSに誰かいるのか?
A2. 2人の宇宙飛行士が約200日間滞在。2000年から2003年までは毎回3人が滞在していた。
Q3.ISSへのエネルギーや食糧供給は?
A3.水や空気は、ロシアのプログレス補給船やスペースシャトルでISSに運ばれる。
水や空気の一部は、浄化して再利用されているが、大半は地球からの補給に頼っている。
電気は太陽電池を使っている。
Q4.プログレス補給船って??
A4.国際宇宙ステーション(ISS)へ補給物資を輸送するためにロシアから打ち上げられる宇宙船。3,4ヶ月に1回程度打ち上げられる。無人くん。
輸送物(搬送物?)は、
飲料水 計 442kg
補給用推進剤
酸素 75kg、空気 34kg (→ヒトの1分間の呼吸に必要な空気は約10g。それで計算すると、少なすぎでは・・?)
その他、以下に示す積荷など
食料(米露の宇宙食)
長期滞在クルー用の衣服、
郵便物
その他実験道具等・・・である。
ちなみに、帰還時は、廃水やごみなども持って帰るお利巧さん。
Q5.宇宙船はどうやって着陸するのか?
A5.スペースシャトルは、飛行機のような形をしているが、飛行機と違ってエンジンを搭載していないので、グライダーのように滑空しながら着陸する。着陸後はパラシュートの補助を受けつつ、減速する。詳しくはこちらでエンデバー号の着陸の様子をご覧ください。
まるで、飛行機みたい。
ちなみに、アームストロングが月面に人類初の第一歩を踏み出したころは、地球に帰ってくるときは太平洋にパラシュートでぽちゃんと落ち、ヘリコプターで回収されていたそうだ。
月面着陸のときは、海もなければ空気抵抗もないので、逆噴射による着陸。
海の存在は偉大である。
今日のところは、ここまで。
by sitejm | 2005-08-08 23:54 | 科学