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金は天から降って来た!?

40億年前の流星群の降下によって、地球上に貴金属が存在する。
 このほど、英国ブリストル大学の研究者らが、こんな研究結果を発表した。

 地球上に存在する多様な形状の物質は、ビッグバン以降、巨大な隕石群との大衝突によって高熱が発生し、化学物質の溶解した結果である。

 このときに出来たマグマの海に溶出した鉄が、地殻の97%を構成する珪酸塩と分離して地殻中に沈み、地球の地核、すなわちコアを形成するに至った。 
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 貴金属は液状の鉄と強く引き付け合い、地球の中心部の金属に向かって、樹皮がはがれるような形で存在するようになる。

 地球物理学者らの計算によると、地表から深度3,000kmの部分には、宝庫ともいうべき部分が存在する。
 そこにはなんと、地球を覆うような、厚さ4mにも達する金箔の世界が存在するという。

 しかしながら、地球物理学者らは、地球のマントル内の貴金属濃度は、仮説に基づけば通常の10~1000倍以上に達すると考えている。

 地球のマグマ高圧・高温下にさらされると、鉄の引力が減少する。
  
 これらの物質にこの仮説が適用できるとすると、ほかの物質に関してこの説は成り立たなくなるのだ。

 したがって、マティアス・ウィルボードらは、ほかの説を提案している。

 4億年前、他の隕石が後に地球に衝突した。
 これらの小さな星によって、地球上に0.5~1%、貴金属を含む物質が加わった。

 英国の研究チームは、貴金属は鉄の引力に引っ張られてはいないと考えている。
 なぜなら、鉄は既に地球の中心に移動しているからだ。
 このため、貴金属は、人間が鉱山でも手に入れられるのだという。
 
 このことを証明するため、ウィルボード博士らは、地表中の様々なタングステンの変動を調査した。

 調査の結果、彼らの理論による、隕石の爆撃を逃れたという特定の地域を除いて、地殻には182タングステンの同位体が同濃度で存在することが分かった。

 隕石の「後期降着」に関して、実際の視覚的な証拠があったとしても、地殻中の貴金属量が計算に見合うものかどうか、まだ分かっていない。
 
 この研究の詳細は、ネイチャー誌で発表された。(RADIO-CANADAより)

>>なんでもいいけど、貴金属がどこかで大量に見つかってしまうと、金価格が大幅に下落して、また世界中が困るがな。
 写真は10年位前、ドバイのゴールド・スーク(金市場)で撮ったものです。

by sitejm | 2011-09-13 22:31 | 科学