スペースシャトルで行く宇宙! ISS指定 1泊1億円~
歩き方・・は、ご存知「地球の歩き方」をもじったもので、地球を超えた宇宙の旅をガイドブックにまとめたもの(ちなみに、「地球の歩き方」の発行所は「ダイヤモンド・ビッグ社」)。
「・・歩き方」によれば、国際宇宙ステーション(ISS)への滞在は1人当たり約22億円かかるそうで、将来的に、宇宙ホテルへの宿泊は1泊約1億1,000万円となるという。
実現の見込みは、というと、実際に米国の「スペースアドベンチャーズ社」という宇宙旅行代理店が存在し、2001年には米国の富豪デニス・チトー氏を、2002年にはマイク・シャトルワース氏(名前も宇宙っぽい)南アフリカの実業家をISSに旅立たせ、無事に帰還させている。
各人とも、旅行費用は2,000万ドル程度=22億円かかったという。
スペースアドベンチャーズ社は、2004年5月、次の宇宙ツアー客には著名な日本人を選出するとしており、選ばれた人は個人負担または、企業スポンサー負担により2005年か2006年に旅に出ることになるそう(企業スポンサー負担の場合は、広告料が入るので、もっと高くなるんだとか)。
この旅行を可能にした交通機関?は「ロシア宇宙局」であり、過去の2人の宇宙旅行についても、ロシア宇宙局が協力している。
この背景には、ロシア宇宙局の資金難がある。
一方、NASAはロケットに素人の旅行者が加わることで乗員の安全が脅かされるのではないか、と懸念し、これらの計画に反対していた。
米NASAのダン・ゴールディン局長(当時)は、
「宇宙は危険な場所だ。おもしろ半分に出掛けるわけにはいかないのだ」
とコメントしていたという。
それに対し、当時、宇宙旅行の準備をしていた宇宙観光客のチトー氏は
「私は8ヵ月間訓練を続けてきた。準備は万全だと感じている。あとは宇宙に行って思う存分写真を撮るだけだ」
と十分に準備ができているとコメント。
地球上にも危険な地域がいくらでもあり、そういう場所へふらっと出かけて痛い目に遭う旅行客も多いのに、しっかり訓練を受けた人が宇宙へ旅に出ることが反対されるべきことなのかどうか?
(ついでに、わたし的には、ほかに金の使い道もないような大金持ちの接待を誰がやったのか?というところが気になりますが。)
↓面白半分?にでかけてきた富豪のチトーさん
↓下の写真
by sitejm | 2005-07-27 22:48 | 科学