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銀の包装紙

 イスラエルの研究者らが、銀のナノ粒子を使用した抗菌食品包装資材の製造テストに成功した。
 この結果は、ジャーナルLangmuirに掲載されている。
銀の包装紙_d0051212_1643367.jpg

 この包装資材は「キラー紙」と名づけられた。
 テルアビブのバール・イラン大学ナノテクノロジー研究所の広報によれば、ナノ粒子でコーティングされているが、ヒトの髪の毛の太さの5万分の1の薄さだという。
 また、食品を腐敗させるバクテリアの繁殖を防ぎ、食品を長持ちさせられるのだという。

 テストでは、包装紙の表面に付着した大腸菌や黄色ブドウ球菌が、いずれも3時間以内に死滅した。
 これらの菌は、食中毒の主な原因となっているのだそう。

 また、これらのバクテリアは食品業界で近年使用されている抗菌剤に耐性をもつようになっているという。
 
 銀のナノ粒子は、抗菌作用をもつため、キッチンやお風呂の資材の表面や防臭靴下に、既に活用されている。 

 銀の抗菌作用は古くから知られており、消毒剤として、医療業界でも使用されている。

 この新しい材料は、従来の加熱や冷蔵といった食品保存技術にとってかわるだろう、とイスラエル大学は述べている。
 しかしながら、製品化するためにはさらなる研究が必要である。(Radio-CANADAより)

>>キラー紙が市販されるようになったとしたら、燃えるゴミとして出せばいいのですかね。ワテクシは、竹の皮でいいんですけどね。

by sitejm | 2011-01-23 16:43 | 科学