痛みに強くなるには

 瞑想家らは、なぜ痛みに強いのか?

 ケベックの研究者らが、禅に傾倒する人々は、評価、理由付け、記憶の形成を行う脳の領域に感覚領域が存在しないため、痛みを感じにくいことを明らかにした。

 モントリオール大学のピエール・ランヴィーユ教授らによると、メディテーションの訓練をしている人は、痛みはもちろん感じるが、ある刺激を痛みと捉えたり、区分したりするプロセスを短縮しているのだという。

 2009年2月、この研究チームは、メディテーションによって痛みの感じ方を抑制することができることを示している。
 その行程は、磁気共鳴装置を用いて示された。

 彼らは13人の禅の瞑想家とそうでない13人の、痛みへの反応を比較した。

 いずれのグループにおいても、痛みの認識はあり、その度合いはMRIでデータ化された。

 その結果、瞑想家らは痛みに対し反応が小さく、認識、感情、そして記憶をつかさどる脳の一部で活動が抑制されていることが分かった。

 痛みを感じる脳の領域と前頭葉との間の伝達度も低下していた。

「この調査結果は、マインドコントロール、つまり努力や認識力の向上によって生じる感覚とされてきた概念に相対するものである。我々は、通常、痛みの治療に関連している脳の領域を、受動的かつ中立的にコントロールすることが可能になると信じている」
と、ヨシュア・グラント氏はいう。

 つまり、これらの研究結果によって、禅の瞑想家らは刺激を感じつつも、高度に脳を中立させることができることがわかった。

 この能力は、痛みの統制や感情、認識のコントロールに関して、重要なものとなりうる。
 
 また、今回の研究結果によって、関節炎や腰痛、癌によって生じる慢性的な痛みの治療法に影響を与えるだろう。

 研究の詳細は、「Pain」誌に掲載されている。(RADIO-CANADAより)

>>知り合いのお寺の和尚さんは、確かに鈍い系です。良い人ですけど。
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by sitejm | 2010-12-12 22:28 | 科学