中国人と気分よく付き合う方法
ワテクシはアモイ、上海、杭州と旅してみたり、過去に中国の人を研修生として受け入れる仕事もかじったりしたので、中国は大体分かったようなつもりになっていたが、恐るべし超大国・中国!
「超」の意味には「大」を修飾するだけでなく、日本人の考えも及ばないという意味も含むべきである。
上司が部下に気を遣う・・・というのは、日本の企業があちこちの中国工場でストに悩まされる現状を見ても明らかであるが、家庭のお手伝いさんや料理人さんでも、使用人の言うことを聞かないというのは同じらしい。
驚いたのが、とあるところに出かける外交官のご主人の専用車に、そこへ行きたかったらしい運転手の嫁が勝手に乗りこんで、頼んでも怒っても無言で降りなかったという話。
日本だったら、こんな嫁を持つ運転手、即クビだ。
勝手に家のシャワーを浴び、文句を言ったら、逆ギレするお手伝いさん。
中国人は兎に角、自分の非を認めない。そしてプライドが高いというのだ。
お礼は一度しか言わない、というのは、プライドが高いせいもあるそうだ。
ただ、そこには日本人との価値観の違いもあるという。
日本ではお礼は何度言っても嫌がられることは余りない。
しかし、中国で二回もお礼を言うのは、○○と思われる・・・とか。
プライドが高い割には、一にも二にも金、金、そして人情と血族の世界。
日本の常識も欧米諸国と差はあれど、多くの日本人が、世界ではこうしている・・・という常識を身に付けつつある。
しかし、国が大きくなりすぎると、オレサマの常識が世界の常識になるのですね。
by sitejm | 2010-10-16 18:05 | 読書も好きです(いろいろ)