Cold Mountain

d0051212_953998.jpg また、映画ネタ。昨日、見てきた。

 レニー・ゼルウィガーのファンなので、彼女が待望のオスカーを取ったこの作品が待ち遠しかった。

 のっけから、エイダ(キッドマン)とインマン(ジュード・ロウ)の美男美女攻撃。文字通り血みどろの南北戦争の舞台を絡めながら話が進むので、2人の美しさが一層引き立つ。
 次第にエイダとインマンの時間と距離、そして彼らと観客との時間差が縮んでいくのも、見所なんだろう。
 キッドマンが美しいのは、言わずもがななので、もう書かない(恐ろしいほど美人なのに不思議と嫌味がないね、この人)。

 ジュード・ロウがこれほど格調高い主役級を演じたのを見るのは初めてだったから、新鮮だった。リプリーやAI、ロード・オブ・パーディションで見る限り、浅い目の色をした冷酷な男役が型にはまっていた。一方、このcold・・では、彼は一途で誠実で、そしてそれがために強い人物を演じている。彼の人を小馬鹿にしたイメージを作る要素の一つとなっている形の良い唇が、この映画ではどういうわけか、インマンの外観をより誠実に見せる要素となっているように、私には思われた。

 ゼルウィガーは、南部訛りの逞しい女を演じる。美しいキッドマンと(ジュード・ロウが記者会見で言っていたけど、みんな「美しい」ニコールと形容詞をつけるけど、ほんとにニコールを見た事あるの?と)並ぶと、彼女は醜いおばさんみたいに見えるくらいで、 「シカゴ」や「恋は邪魔者」でラブリーなキャラクターを演じたのが嘘のよう。でも、そんなかけ離れた役柄が出きるのも彼女の魅力だと思う。彼女がキッドマンと1歳違いなのも意外だった。円熟してきたキッドマンと比べて、ゼルウィガーはまだまだ引き出せるものを持っている気がする。

 映画のストーリーは伊勢物語の「梓弓」を彷彿とさせる。
 人間の愛が、SFやファンタジーよりもずっと非現実的だと思える現代でこそ、映画としてのんきに楽しめるんやね。。
[PR]

by sitejm | 2004-04-30 00:51 | たまには映画を